電動ファン化(3)- 配線

※2020/01/30追記
「AE86と4A-G」は2016年末頃に閉鎖されました。
読ませて頂くだけでしたが本当にお世話になりました。サイトオーナーのTaka8様、TOK様、本当にありがとうございました。
当時のコンテンツはWayback Machineに保存されているので、リンク先を修正いたしました。


ブログ主は「AE86と4A-G」に掲載されていた電動ファン化の記事にあった配線図をそのまま使わせて頂きました。オリジナルの配線図はエクセル形式のファイルなので、どなたでもご覧頂けるようにPDF形式で新たに書き起こしました。


画像をクリックするとPDFファイルがダウンロードできます

この配線図は、水温が上がると通電OFFになるAE111の水温スイッチを使う事を前提として設計されています。水温が上がってONになるタイプのスイッチを使う場合は、こちらの配線図なんかがいいのではないかと思います。
⇒ブログ:☆通勤快速☆ 「洗うっ!」


※2022/06/22更新
電動ファンに連動してアイドルアップが作動するよう回路を見直した記事を投稿しました。

電動ファン化(4)- コンデンサ専用ファンの追加


上の写真は5バルブエンジンのサーモブロックです。右上の大きなセンサープラグが今回流用する水温スイッチです。こいつはラジエータのロアホース側に取り付けられているので、ハチロクに流用する場合でもロアホース側のどこかに取り付けてやれば正しく機能するはずです。

水温スイッチを取り付けるために入手した、大森製の水温計ホースジョイントです。後付けメーターで大変有名なメーカーですが、残念ながら廃業してしまったそうなので現在流通しているものがなくなったら手に入らないアイテムになるかもです。

ロアホースを分割して、間にホースジョイントを挟んで、ネジ止めバンドでしっかりと固定します。ブログ主は液体ガスケットを併用しています。

この水温スイッチはそのままボディアースされる構造ですが、ホースジョイントの両端がゴムホースなのでそのままではアースがとれません。クワ型端子や丸型端子をスイッチと共締めしてアースを取れればいいのですが、スイッチのネジ径はM16です。いろいろ調べてみましたが、そんな太いネジを通せる丸型端子は自動車用配線パーツとしては売られていませんでした。

※2020/01/30更新

載せ換えた当時、どうしてこれを思いつかなかったのかわかりませんが、ないものは作ってみます。
オートバックスやイエローハットで探して見つけてきた、いちばん大きなクワ型端子です。

ハンドグラインダーで内径を現物合わせで少しずつ拡げていきます。ネジ山のくびれに合うぐらいまで削って、根元までねじ込めるぐらいがいいと思います。

いい感じにピッタリです。

こんな感じで配線しました。クワ型端子から伸びる配線をそのままボディアースします。

リレーとヒューズを収めるボックスを、AE111のリレーボックスを加工して作りました。中の仕切りを糸鋸でとっぱらっています。回路に使用するリレーは4つ。全てAE111のフュージブルリンクにあるリレーを流用しました。リレーには構造がプリントされているので、テスターで導通を確認して種類を選びました。

途中の写真が全然残っていなくて申し訳ないんですが、電動ファン用サブハーネスが完成しました。エンジンハーネスで経験値が上がっているせいか、これぐらいの配線処理だとあまり苦労もなく出来上がってしまいました。

今回使用した回路は、エアコンONで2個のファンを直列に繋いで低速回転させ、水温上昇で並列に繋いでフル回転させる仕組みになっています。これを実現するには、エアコンONで12Vが流れる配線を分岐させて、電動ファンの回路に繋げてやる必要があります。

ブログ主はエアコンのマグネットスイッチ(エアコンONで12V流れます)の配線を分岐させました。写真はエアコンのコンプレッサーに繋がっているコネクタを外してみたところです。上の四角い方がエアコンアンプからマグネットスイッチに繋がっている配線です。

コネクタを壊さないように平型端子を抜き取り、マグネットスイッチへの配線に新しいケーブルを追加して分岐させた新しい端子を作ってコネクタに戻します。このコネクタをマグネットスイッチに接続し、分岐した配線を電動ファンの回路に接続しました。

装着後のリレーボックスです。取り付け予定地にはネジ穴等がなかったので、電動ドリルで1箇所穴をあけました。純正っぽくスマートに収まったので満足しています。まぁ、蓋を開けたら中にはリレーとヒューズがぎっちぎちに入ってて裏側なんか思いっきりカオスだったりするんですが・・・w

コネクタを全て繋ぎ、エンジンを始動して動作確認します。低速回転も高速回転も問題なく動きました。両方フル回転だと、すんごい音でしたけどw

 ⇒電動ファン化(1)- ファン選びと加工
 ⇒電動ファン化(2)- 取付
 ⇒電動ファン化(4)- コンデンサ専用ファンの追加

FacebookTwitterLine

"電動ファン化(3)- 配線" への2件のコメント

  1. 5Vスワップ、興味深く拝見させていただいています。

    86の電動ファン化は私も20年以上前に実施しましたね。
    AE86と4AGの配線は私が当時記載したものですね。
    手元のあった92の水温スイッチとそのあたりにあった適当なリレー
    、適当な電動ファンで作ったものですね。
    エアコンONでコンデンサを冷やすためにファンを別に取り付けていましたが、ファンが故障して風量が足りずに、レシーバータンクのメルトボルトが溶けてガスが抜けてしまった事を思い出しました。(笑)
    5Vスワップも考えましたが、デスビ問題があったのでエンジンは入手しましたが放置状態ですね。(笑)
    最近はほとんど乗ることが無いので、あちこち不調です。ぼちぼち直しながら維持して行こうと思っております。
    直すにしても欠品パーツが多くなってますね。

    1. のぶさま

      自分がお手本にした記事に登場した方からコメントが頂けて本当に嬉しいです。

      自力での載せ換えを決意できたのは、のぶさまをはじめとした多くの先達のみなさんが残して下さった情報がネット上にあったからです。
      本当に本当にありがとうございます。

      欠品パーツは確かに増えていますが、一度廃盤になっていたものがこそっと復活していたりすることもあったりして、あともうちょっとハチロクと遊べるかなーと思ってます。

      今後ともどうぞよろしくお願いします♫

コメントを残す