カムシャフト周りの仕上げ

前回書き忘れましたが、エンジン前端の2つ(吸気側、排気側)のカムキャップの取付の際は、オイル漏れを防ぐために必ず液体ガスケットを整備書指定の位置に塗ってから取り付けましょう。但し、塗りすぎるとはみ出してオイルの通り道を塞いでしまうので注意が必要です。

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カムシャフトオイルシールです。5バルブ4A-Gは吸気側と排気側のパーツが異なるので、発注の際は気をつけましょう。カムシャフトとの接合部にシリコングリスを塗ってから取り付けます。一番奥に当たるまでゆっくりと押し込みます。

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吸気側のカムシャフトの先端に、オイルを塗布したOリングを取り付けます。小さなリングですが再利用不可指定のパーツなので、忘れずに交換します。

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カムシャフト先端のノックピンに合わせてカムプーリーを取り付けます。吸気側のVVTカムプーリーを取り付けたところです。

分解の際、乱雑に扱ったのでカムシャフトカバーに細かな傷がたくさんついてしまいました。エンジンルームで最も目立つ部分なので、結晶塗装のブラックに再塗装する事にしました。結晶塗装に関しては何度かコメントを頂いているCHUUTOさんのブログの記事を参考にしています。

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『メタル用下塗りスプレー』とアサヒペンの『ストーン調スプレー』を使います。ストーン調スプレーは近所のホームセンターにはなかったので、通販で買いました。 楽天 でも Amazon でも取り扱ってます。何色かありますが、後で目的の色で上塗りするのであれば何色でもOKです。

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『ブラックグラナイト』という色を買いましたが、実際に塗ってみると塗料に含まれている細かい粒々が白に近い色なので塗料から浮いて目立ってしまいます。結局耐熱ブラックで上塗りしました。

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アップで見るとこんな感じです。パッと見のざらっとした感じが2T-Gのヘッドっぽくてめちゃくちゃいい感じです。(本物の2T-Gは、もっと凸凹の目が荒い正真正銘の結晶塗装です)
塗装はマスキングが命です。塗りたくないところは細長く切ったマスキングテープできっちり覆います。

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乾いたのでテープを剥がしました。イメージ通りのヘッドカバーになりました。

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まだ固定しませんが、ひとまず埃除けとしてシリンダーヘッドに載せてみました。エンジンがある程度形になりました。あの錆だらけのエンジンが見違える程綺麗になりました。


オーバーホール編は今回で終了です。まだ組んでいない部品がたくさんありますが、ここ以降は4バルブから外した部品の組み付けが殆どになるので、オーバーホール編ではなく載せ換え編としてお届けする予定です。

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