ハチロクから4バルブ4A-Gを降ろす(1)

5バルブ4A-Gのオーバーホールに予想以上に時間がかかったので、随分長い前フリになってしまいました。いよいよ、今回から5バルブスワップの本編に突入です。

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まず、4バルブ4A-Gをハチロクから降ろします。降ろす前に記念写真です。今まで25年間、お疲れ様でしたって感じです。8年前に入手した時からこんな感じで、エンジンルーム内はほとんど手を入れていません。アーシングを追加したのと、ホーンを換えたぐらいです。

で、今までのノリで降ろしの記事を書くと本題に入るまでにまたまた時間がかかってしまいそうなので、ここは『マスターブック:エンジン編』と『AE86に永く乗りましょう』に丸投げします。詳しい手順はこの2つを御覧下さい。4バルブエンジンの降ろしについては、この2つがあれば大丈夫だと思います。ブログ主もこの2つを見ながら作業しました。

とはいえ、何事もなくスムーズにエンジンが降りたわけではありません。25年前のクルマを分解するわけですから、何かが起きるのは当たり前でしょう。ブログ主が困ったポイントを3回に分けてお伝えしておきます。

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最初に困ったのは、パワステポンプのプーリーを締め付けているボルトが外れない事です。プーリーを固定する方法を考えないといけません。写真のように、古いベルトをかけてステーに引っ掛けて思いっきり引っ張ってやれば何とか固定できました。

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外れました。ポンプ本体が結構オイルで汚れているので、分解洗浄してみた方がいいかもしれません。

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ハーネスの取り外しにも随分苦労しました。カプラーが次から次へと割れてしまいました。スワップ後はAE111のハーネスとカプラーが主体になるので、気にしなくてもいいと言えばそれまでですが・・・『壊してしまった』という事実で軽く凹みました。

※後日注記:インジェクタや水温センサ等のエンジンに直接くっついているカプラーは抜かないで、エンジンと一緒に降ろしてから抜いた方が無駄にカプラーを壊さないで済んだのかなとか、後になってから思いつきました。まぁ、それはそれで、降ろす時にケアしないといけないネタが増えるんですけどね。

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一番きつかったのは、ヘッド後端についているヒーター用アウトレットについている水温センサーのカプラーです。手が入りにくくて力もかけにくいです。これ、結構腰にきます、w

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タコ足のバンデージもボロボロです。触るとボロボロほぐれて、繊維が風に舞います。目に入ると痛そうなので、思わず逃げました。

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触媒とタコ足を繋いでいるボルトが完全に錆びついてしまい、ボルト頭も腐食が進行していてレンチを掛けても角が崩れてしまいます。ここはもう、サンダーでぶった切りました。クルマに潜った状態で仰向けで使うサンダーは、かなり危険です。

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タコ足が何とか外れました

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フランジナットが溶接されていたのをサンダーで削り取ってボルトを切った感じです。この部分は、綺麗に削って新しいボルトに取り替えます。

つづく・・・
 
 

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