ハーネス(配線)の処理(4)


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地味~な接続作業を延々と繰り返し、ようやくハーネスが形になりました。

4枚目の画像で見ればわかるのですが、グロメットからECU端子までの部分はもう少し短くした方がいいです。この長さだと長すぎて余分なハーネスを内装の中に押し込むのが難しくなります。まぁ、短すぎるよりは全然マシなんですがね。


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ブログ主が製作したハーネスはこんな感じです。ダイアグノーシスとバキュームセンサーに関しては、この場所じゃないといけないわけではないです。取り付ける位置に合わせて配線すればOKです。

ハチロクの純正ハーネスはエンジンルームの助手席側には何も配線を通していません。エキマニ付近の熱によるハーネスの劣化を避ける目的だと思いますが、今回の配線はイグナイタ関連の配線をエンジンルームの助手席側を通して最短距離で繋ぎました。多少なりとも熱の影響があると思うので、しばらくは様子見です。この助手席側のハーネスの束に、電動ファンとフォグランプ用の配線を2本通しておきました。どうせならあと2本ぐらい予備として引いておけばよかったかもです。


※2019/11/22 追記
助手席側に通した配線ですが、やはりエキマニの熱でコルゲートチューブが一部溶けてしまいました。助手席側に配線を通す場合は、純正の配線と同様にエンジンルームの外側を通す等の熱対策を採る事をオススメします。

エンジン側のカプラーを順次接続し、ワイパーモーターの下あたりからハーネスを室内に押し込みます。室内側から引っ張る時、あまり負荷を掛け過ぎると断線する恐れがあるので注意が必要です。

室内に通したら、エンジンハーネス側の一部の配線と室内の配線を接続する必要があります。

配線の接続が終わったのでECUと接続しました。

イグニッションコイルとイグナイタは5バルブのものを使いますが、ハチロクのそれとは形状が全く異なるのでそのままでは取り付けられません。

コイルとコンデンサを取り付ける部分を残してベビーサンダーで切り落とし、ステーの足を無理矢理曲げてハチロクのコイルが取り付けてあったボルトで留められるようにしてみました。

錆びないように耐熱塗装しておきました。

エーモンステーを加工してイグナイタを固定し、

イグニッションコイルを止めるボルトと共締めしました。かなり強引なやり方で、しかもイグナイタをガッチリとは固定できなかったので、もっとスマートな方法を考えた方がいいと思います。

これで配線は一応終わりです。電動ファンの配線はまだ終わってませんが、ここまでやっていればあとは油脂類とラジエータクーラントを入れてやればエンジンはかかるはずです。
 

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"ハーネス(配線)の処理(4)" への2件のコメント

  1. いつも丁寧な解説、ご苦労様です!
    ハンダ付けの件は、なんとなく前に聞いたことを思い出しました。
    と、ある何でもやる改造ショップに勤めていた友人が言っていたのですが、その店では、配線処理にはスプライスと言う「キボシの潰す部分だけみたいな形」物を使っていたと言っていました。
    先日、作業した電動ファン用のハーネスは何となく普通の圧着端子でカシメて製作しましたが、カシメたところが大きくなり、少し邪魔なイメージでした。
    その点、スプライスならカシメ部分も小さくできるので良いかもしれませんね。
    私も個人的には配線をカシメるだけじゃ、銅が腐食して接続抵抗が増え、後々接触不良になるのではないか?
    と危惧していましたが、それよりもハンダの方が断線の恐れがあるとのことで、今後の作業に生かして生きたいと思います。

  2. TREKさん
    コメントありがとうございます。
    エンジンハーネスをバラしていくと、スプライス(という名前を初めて知りましたw)が
    実際に使われていましたね。
    私の電動ファンのフュージブルリンクの裏なんて、
    もう見苦しい位にハンダ付けしまくってますw
    でも、もう動いちゃってるので、今更やり直す気はありませんがw

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