バルブのクリーニング

バルブのクリーニングもなかなか根気の要る作業でした。
分解の際、どこにあったかがわかるようにマジックでナンバリングしてあったので、全部まとめてメタルクリーンの溶液に浸けて洗う事ができません。試しに1本だけ一晩浸けてみたのですが、バルブにこびりついたカーボンは本当に頑固で、全然落ちていませんでした。ブラシで擦ってみると、吸気側のバルブはカーボンが黒くこびりついているだけなので、根性入れればある程度は落ちますが、排気側はこびりついたカーボンが高熱にさらされて石のように硬くなっており、簡単には落ちてくれません。何より対象物が小さいので持ちにくくて力が入りません。
そこで、ブログ「justloseit」の記事を参考にして、電動ドリルのチャックにバルブを取り付けてぶん回して真鍮ブラシをあてがってみました。これ、超楽ちんです。吸気側のバルブはこれでピカピカになりました。排気側も随分綺麗になりました。

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比較写真です。右側がクリーニング前、左側が後です。

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排気側をアップで見るとこんな感じです。パッと見、随分綺麗になっています。そう、パッと見です。

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この日はこれで満足していたのですが、後日、バルブの擦り合わせを行う際に排気側が全然綺麗になっていないことに気付きました。排気側のバルブがタコ棒にくっつかないんです。

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もっとアップで見ます。矢印のところ、わかりますか? こびりついたカーボンの盛り上がってます。全体的に表面が金色に鈍く光ってますが、この金色は磨いて綺麗になったわけではなく、単純に真鍮ブラシの方が柔らかいので削れてしまって、石化した表面を覆ってただけだったんです。

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吸気側のバルブのアップです。(隅っこで申し訳ないのですが、この写真が一番わかりやすかったので使いました。)周辺の平らな部分には同心円の細かいギザギザが刻まれています。排気側も同様なので、金色のままでは全然綺麗になっていないということです。

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スクレーパーで削ってみると、カーボンが削れて地金が見えてきました。そう、ここまでやらないとダメだったんです。ただし、バルブの中心部は凹んでいてスクレーパーで削れないので目をつむりました。裏側は電動ドリルにバルブを固定してゆっくり回し、うちにあった一番目の細かい耐水ペーパー(1200番)で水砥ぎしました。やりすぎるとシャフトが細くなってしまうので注意が必要です。バルブとの擦り合わせ面にはペーパーをあてないようにします。カーボンが落ちた後はコンパウンドで磨きました。

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