水廻りの研究(1):市販キットの比較

5バルブに載せ換える際、点火系と同様に避けて通れないのが水廻りの処理です。各社から水廻りキットが販売されているので、これらを採用することで載せ換えのハードルは一気に低くなります。とは言え、そんなに安いモノではありませんので、購入にあたっては十分な検討が必要かと思います。ここでは、水廻りに関してブログ主があれこれ考えたり調べたりした事をだらだらと書いていこうと思います。まぁ、ハチロク好きの方であれば既にご存知の内容ばかりかもしれないので、遠慮なく読み飛ばして下さい。


※2011/02/16 更新しました
5バルブのエンジン後端(シリンダーヘッドのミッション側)にはラジエータからの水路がつながっているサーモブロックが固定されています。サーモスタットが内蔵されているので結構大柄です。
一方、ハチロクの4A-Gは縦置きで、エンジン後端とバルクヘッド(エンジンルームと車室内との隔壁)の間にはわずかな隙間しか残っていません。5バルブ4A-Gをそのままハチロクに搭載しようとすると、サーモブロックがバルクヘッドに当たってしまいます。こういった問題を解決するのが各社から発売されている水廻りキットです。大きく分けて、5バルブの水流を生かすタイプと4バルブの水流を再現するタイプの2つがあります。
2011年2月現在、下記のキットが入手可能となっています。

ショップ 価格 水流 センサー穴 備考
アネックス ¥72,450 5v 3  
SSWORKS ¥57,750~ 5v 3 新品ウォーターポンプ付き
SP-TEC ¥33,600 5v 4 追加部品の購入が必要
RS知多 ¥38,600 4v 3  
AZLEAD ¥80,000 4v 不明 新品ウォーターポンプ付き
インパルス ¥38,850 5v 3 レース用フルキット(ヒーターレス・サーモレス)
ブロックのみ、DIY向けキットも設定あり
¥57,750 5v 4 ストリート用フルキット
DIY向けキットも設定あり
  • 価格は税込です。
  • 各社のウェブサイトでの記述やネット上で見つけた写真等の情報を元にしています。
    正確な情報は各ショップにお問い合わせ下さい。

アネックス
雑誌等の5バルブスワップ特集で必ずと言っていいほど登場するポピュラーな存在。他のショップに比べキット価格は割高ですが、数々のチューニングショップが5バルブスワップする際にアネックスさんのキットを使っている事から、値段なりの高い信頼性があるんだと思います。単純に考えて、ユーザの多さはフィードバックのサンプルの多さに繋がり、最終的には品質の向上に繋がると思います。安心感を買うといったところでしょうか。
SSWORKS
青いシリコンホースがそそります。ヒーターホースの接続位置がハチロクのそれに近いので、ホースの取り回しで悩まずに済みそうです。101と111、電動ファン仕様とファンカップリング仕様を組み合わせた4つのタイプがあるのも、なかなか親切な設計だと思います。キットには新品のウォーターポンプが含まれています。
SP-TEC
価格の安さから人気があるようです。SP-TECさんのサイトにある写真ではセンサープラグ穴が2つになっていますが、現在発売されているものは4つあります。キットとは別に、下記の純正部品の追加購入が必要です。(価格は税込)

品名 品番 単価 個数 小計
ラジエータロアホース(AE86用) 16572-16010 2,320 2 4,640
サーモスタット(AE101用) 90916-03060 1,827 1 1,827
ウォータインレットガスケット 16325-16020 829 1 829
ウォータアウトレットガスケット 16341-16040 220 1 220
ホースクランプ 90467-37005 294 4 1,176
合 計 8,692

RS知多AZLEAD
いずれも4バルブ水流式。水路の取り回しがハチロクのままなので、バルクヘッドとの干渉やラジエータホースの取り回しを気にする必要がないというメリットがあります。但し、4バルブ水流タイプはヒーターパイプが5バルブ4A-Gのノックセンサーに干渉するので加工が必要という情報を以前どこかのブログで読んだことがあります(未確認)。
インパルス
高品質のハチロク用のアフターパーツを続々リリースしているインパルスさんが、いよいよ水廻りキット市場に参戦です。レース用、ストリート用の2種類が設定されており、それぞれに付属品が揃っているスタンダードキットとウォーターブロック単体のキットがリリースされています。レース用はサーモスタットレス、ヒーターレスというスパルタンな仕様ですが、他社に比べてお手頃な価格に設定されています。ストリート用は、他社にない優れた機能を持ちながら価格帯は真ん中あたり。正直、ブログ主が作業している時にストリート用がリリースされていたら、間違いなくインパルスさんのキットを採用していたと思います。特に優れているなと感じたのは、ヒーター用の温水取り出し口を好みに応じて変更できるという点です。

ウェブサイトに掲載されている写真を見ただけではありますが、後発だけあって既存のキットで問題になっているポイントがいろいろと改善されているように思いました。間違いなく、これからの主流になっていくと思います。 (ベタ褒めしてますが、インパルスさんの廻し者ではありませんのでw)
この他、確認はとれていませんが下記のショップからもキットが販売されている(いた)ようです。

  • 凸凹商会(5バルブ水流でサーモハウジング別体型)
  • ビッグコーナーレーシング(点火系とセットで販売。5バルブ水流でサーモレス仕様)
  • サトルワークス(現在は販売されていないため詳細不明)
  • ホットスタッフ(現在は販売されていないため詳細不明)

つづく…
 

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"水廻りの研究(1):市販キットの比較" への2件のコメント

  1. ほんと細かく調査・比較・検討されておりますね。
    良いエンジンになってそうです。
    私などは、かなりアバウトに決めてしまいました。
    一応なるべく純正っぽくって言うコンセプト?があったので、4バルブの水流になってます。

  2. じーてぃー様
    コメントありがとうございます。
    水廻りに関してはかなり入念に下調べしています。
    そんなヒマがあったら、とっとと作業してエンジン載せやがれとか思ったりもしますが・・・w
    あと3回分ぐらいあるので、もう少しお付き合い下さいませ♪

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