オートエアコンを『なんちゃってマニュアル化』する

4バルブ4A-Gをハチロクから下ろす際に、オートエアコン用のヒーターバルブを壊してしまいました。
 ⇒壊した時の記事

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このバルブ、既に新品が入手できない状態になっています。修理できる業者さんを探してみたり中古品を探したりしてみましたが、どちらも空振りに終わりました。ハチロクが新車が売られていた当時に、ハチロクにオートエアコンを装備するような酔狂な方はあまりいらっしゃらなかったんでしょうか(笑)
業者さんを探している時に見つけたブログが「車の電気修理日記」。あの憧れのブラックリミテッドを所有する静岡の電装屋さん「アオキ電装工業所」さんのお仕事ブログです。ハチロクのエアコン修理やレトロフィットも手掛けていらっしゃるということで、ダメ元で問い合わせてみましたが、オートエアコンのヒータバルブの修理は難しいのでお客さんにもマニュアルエアコン化する事を勧めていらっしゃるそうです。マニュアルエアコンのヒーターバルブはまだ新品が手に入るからです。
というような経緯で、ブログ主はマニュアルエアコン化にチャレンジしてみました。と言っても、完全に換装するわけではなく加工箇所を最低限に留めた『なんちゃってマニュアル化』(なんて勝手に名前付けましたw)です。
『なんちゃってマニュアル化』とは、オートエアコンを設定温度最低で動作させて、ヒーターバルブの開閉とダクトの開閉を手動で行うことで、マニュアルエアコンと同様の操作を行うというものです。これなら、配線の換装も不要ですしエバポレーターやヒーターコアの取り外しも不要なので、エアコン配管の分解も不要です。

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入手した、新品のヒーターバルブです。実は、車検を受けた時点では、まだエアコンは動いていませんでした。車検の際はエアコンが正しく動くかどうかは問われませんので、とりあえずヒーターホースの配管だけはちゃんとやっておき、ヒーターバルブを室内側に全開放した状態で固定しておいてデフォッガから温風が出るようにしておきました。検査を受けたのが冬でホントによかったです。夏だったら、大変な事になってたでしょうねw

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マニュアルエアコン化の準備は、エンジンを載せる前から取り掛かっています。上の写真は分解前のオートエアコン用の配線と配管です。矢印で指した、VSV、配管、白い容器を全て取り去ります。

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オートエアコン用のヒーターバルブに接続されている配線です。これも不要になります。

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取り去ってしまうとこんな感じです。

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室内から伸びている矢印の配管も取り去ります。このホースの代わりに後述するワイヤーを通します。

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マニュアルエアコン化に備えて、ヤフオクで落札したマニュアルエアコン一式です。実際に使うのは、ワイヤーとブラケットだけなんですが・・・

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元々ハチロクについていたブロアモーターを分解清掃し、ボロボロになっていたスポンジを新しいものに貼り替えました。ブログ主はすき間テープを使いました。

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エアコンパネルをダッシュボードから外し、裏側にある2個のレオスタットをレバーから外します。こいつらが温度調節の要になっています。

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オートエアコンのエアコンユニット前面にあるロッドとブラケットです。右側に伸びたロッドの先にアクチュエータが接続されていて、設定温度を実現するためにダクトの開閉を行っているようです。

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ロッドが接続されているブラケットを取り外し、マニュアルエアコンのユニットについている写真のブラケットを移植します。

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マニュアルエアコンのパネル裏とエアコンユニットのダクトを繋いでいる黒いワイヤーを外して写真のように取り付け、もう一方をオートエアコンのレバーに接続します。

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マニュアルエアコンのパネル裏にある青いワイヤーを外し、エンジンルームのヒーターバルブに写真のように取り付け、ボンネット側から室内にワイヤーを挿入します。

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エアコンパネルを下側から見たところです。このように、室内に引きこんだ青いワイヤーをオートエアコンの温度調節レバーに接続します。

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オートエアコン用のレオスタットは、最低温度に設定された状態でタイラップ等で固定して人目の付かないところに隠しておきます。
エアコンパネル廻りを全て取り付け、ワイヤーに接続されているレバーがストレスなく動けばなんちゃってマニュアル化は完了です。ブログ主は、今のところこれで問題なくオートエアコンをマニュアルエアコンのように使えています。
 

"オートエアコンを『なんちゃってマニュアル化』する" への3件のコメント

  1. 初めまして!自分も5バルブの換装をかんがえています。質問なんですが、エンジンマウントはボディ側は無加工で載せられるもんなんでしょうか?またミッションもハチロクのミッションを無加工でいけるんですかね?あとブログ主さんはセルモーターは何のクルマのやつを使っていますか?最後に総額いくらくらいかかりましたか?教えてください!

  2. >とうふ屋さん
    ブログ主のkennyです。ご訪問&ご質問、ありがとうございます。
    エンジンマウントは、4バルブのマウントを5バルブに移植するだけです。
    ボディ側には何ら加工は必要ありません。
    エンジンとミッションとの接合に関しては、ほんの少しだけエンジン側を
    加工する必要がありますが、基本的にはボルトオンです。
    カテゴリメニューでスワップに関する記事を選んで頂ければ、
    加工が必要な箇所についての記事が揃っていると思うので、是非ご覧下さい。
    セルモーターは、ハチロクを買った時についていたものなのですが、
    どのクルマのものかはわかりません。遮熱板が付いていないので
    ハチロクのものではなさそうですが、取り付けの際にアダプタとかは
    かましていないので1Gセルではありません。
    あと、費用ですが、使用するキットや換装方法によって様々なので
    「これぐらいかかる」ってお答えができません。
    換装でお金がかかるポイントは以下の通りなので、そこから概算してみて下さい。
    ・エンジン
    ・ECU
    ・点火系
    ・ハーネス
    ・水廻り
    ・エキマニ
    ・工具類
    ・外注費用
    費用に関しては近いうちに記事にさせて頂きますね。
    恐らく、多くの方が最も知りたい情報でもあると思いますしw

  3. Kennyさんご返答ありがとうございます。私もkennyさんみたいに5バルブをノーマルのまま、ノーマルECUでいこうと思っています。ただO/Hはまだ検討中なんですよ。換装キットは今のところアネックスで考えていますがkenny さんのブログをみてkenny さんと同じところもいいな~と悩んでいます。ハーネスはショップで作ってもらおうかと考えています。長々とすいません。よろしければまた相談に乗ってもらえませんか?まだまだ聞きたいことがたくさんあるので。よろしくおねがいします。

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